平和文化研究所2015年度第1回研究集会 「2016年、日韓関係の行方―朴正煕開発動員体制の変容」のご案内

平和文化研究所2015年度第1回研究集会のご案内
2016年、日韓関係の行方―朴正煕開発動員体制の変容―経済・政治社会の視点から

「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国高度経済成長の「神話」を作ったという朴正煕政権。一方、維新体制に代表される民主主義の抑圧と政治的な弾圧は、「暗黒の時代」だったと酷評される側面もあります。日韓国交正常化50年をすぎた今、父親の時代を再現しているとも言われている朴槿恵政権の下、朴正煕政権は韓国社会でどのように理解されているのでしょうか。

日本における安保法制の成立、TPPの妥結などにより、東アジアで再び「安保経済」が強化されているなか、反共政策を打ち出し、日韓国交正常化とベトナム派兵により高度経済成長を成し遂げた朴正煕政権の開発動員体制を再検討することで、韓国社会の現状と2016年の日韓関係の展望を論じていきます。

講師・講演タイトル
朴根好(パク・クノ)「経済側面からみた朴正煕開発動員体制」 
1962年韓国生まれ。1984年韓国朝鮮大学卒業。1993年神奈川大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、静岡大学人文社会科学部教授。
*新著『韓国経済発展論-高度成長の見えざる手』(御茶の水書房、2015年)
韓洪九(ハン・ホング )「政治社会的な側面からみた朴正煕開発動員体制」
1959年生まれ。ソウル大学大学院国史学科卒業。米ワシントン大学大学院で金日成を中心にした抗日独立闘争の研究で博士号。韓国の代表的な現代史歴史家であり、平和活動家。『大韓民国史』(全4巻)で一躍著名となる。『韓国現代史Ⅰ』『韓国現代史Ⅱ』(平凡社、2003年、2005年)韓国・聖公会大学教授
*新著『韓国・独裁のための時代- 朴正煕「維新」が今よみがえる』(彩流社、2015年)

司会・コメンテーター 李泳采(恵泉女学園大学准教授)
 日時:2016年1月23日(土) 午後2時~5時
 会場:大阪経済法科大学 東京麻布台セミナーハウス 2階大会議室 
 東京都港区麻布台1-11-5(TEL:03-5545-7789)*日比谷線神谷町駅1番出口

アクセス:http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html"

共催:日本平和学会関東部会
   市民グループKAJA

※物販(図書販売)あります。