恵泉女学園大学

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研究機構・公開講座

連続講座「歴史に学び、未来を創る」

このたび恵泉女学園大学キリスト教文化研究所の後援を得て、「歴史文化学科」(現「文化学科」から名称変更)の学びの可能性を知っていただきたく、連続講座(全4回)「歴史に学び、未来を創る」を開講いたします。
異なる文化背景をもった人々が激しく行き交うグローバル化時代にあって、文化の相互理解を深めていくことは重要な課題となってきています。歴史文化学科は、歴史・地理・倫理・宗教・文学・芸術といった人文諸学を交錯させながら、奥行きをもった文化の理解を目指します。「知っているつもり、分かったつもり」に潜む暴力性を浮き彫りにしながら、文化の交差点に「道標」(みちしるべ)を築くことで、多文化共生の真の担い手を送り出します。
「世界遺産」を話題に取り上げる講座が、世界各地の文化が出会うときに生まれる豊かさとともに、相互の差異が生み出してきた歴史的・現代的課題に対して、未来への展望が得られる機会となることを願ってやみません。

講 座 名 / 概 要 日  時 講  師
第1回 古代ローマ末期の宗教・葬送と美術 7月11日(水)
17:00~18:30
奈良澤 由美
東京大学グローバル地域研究機構特任研究員
「都ローマを中心に、古代ローマ世界の宗教と葬送にまつわる美術、建築を見ながら、キリスト教世界へと変容していく時代を理解する」
第2回 <シンポジウム>
東アジアキリスト教交流の未来への展望
(キリスト教文化研究所主催)
10月27日(土)
13:30~16:30
【パネリスト】
徐正敏
(明治学院大学客員教授、前延世大学教授;朝鮮半島)
渡辺祐子
(明治学院大学教授;中国)
一色哲(甲子園大学准教授;沖縄)
【コメンテーター】
原誠(同志社大学教授;東南アジア・日本)
【司会・コーディネーター】
李省展 笹尾典代(本学教授)
第3回 世界遺産と宗教建築
-人類の歴史文化交流の旅-
11月11日(日)
13:00~14:30
恵泉祭開催中
目黒 正武
世界遺産アカデミ-主任研究員
2012年8月現在、世界遺産は962件が登録されており、文化遺産745件、自然遺産188件、複合遺産29件がその内訳です。文化遺産の内容を見てみると、宗教建造物が多いことに気づきます。人類の信仰心は、 荘厳な建造物を創り上げ、各時代の宗教心や社会情勢、さらには異文化交流の様子を現在に伝えています。今回の講座では、「文明の交流」を遺産価値として登録された宗教建造物を通して「異文化交流」と いう人類の歴史を見ていきます。
第4回 世界遺産学の可能性 12月16日(日)
14:00~15:30
岡橋 純子
筑波大学大学院人間総合科学研究科・世界文化遺産学専攻 准教授

主催:恵泉女学園大学 人文学部 歴史文化学科(2013年4月名称変更)
入場料:無料 予約:不要 場所:恵泉女学園大学多摩キャンパス 

文化学科(2013年4月名称変更)

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