恵泉X梨花 学術協定の実践 いよいよスタート ~その1 澤登・李先生の出張報告~

2019年07月01日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

昨秋、本学と韓国・梨花女子大学との間で学術協定を締結し、記念シンポジウム「女性活躍の時代の新しいリーダーシップとは」を開催したことは、本ブログでもご報告した通りです。

いよいよ相互の学生の学び合いが始まります。
それに先立って、先日(5月23日)、梨花の教養大学で開催された国際シンポジウム「生命の感受性から始まる治癒と共存の人性教育」に、澤登早苗先生(園芸学 教授)と李泳采先生(大学院平和学研究科長)が参加し、恵泉の園芸教育と平和教育について講演をしました。
お二人からの出張報告が届きましたので、ここにご紹介させていただきます。

梨花女子大学は、学生数約1万8千名、14単科大学で構成されている世界屈指の女子大学です。それを束ねる金恵淑総長は、目下、梨花の教養教育の改革を「分かち合いリーダーシップ」教育として推進されていますが、それを単なる座学ではなく、恵泉の体験型学習を反映して全面的に改革することを表明されています。

昨秋、恵泉と梨花との間で学術協定を締結した後の12月に、梨花の教養大学*から崔慧媛(チェ・ヘウォン)学長と金惠怜(キム・ヘリョン)教授が来校され、恵泉の園芸・平和教育について内容の共有確認を行い、それを経て、この度のシンポジウム開催となりました。恵泉の園芸・平和教育を共有することで、梨花の教養教育の改革を学内外に広報することを目的としたシンポジウムでした。
*教養大学は教養科目を必修とする、学生数2000名の梨花の単科大学です。

当日は学生や教職員、市民、ソウル特別市の職員などたくさんの方々が参加されました。
ソウル特別市都市農業課長によると、近年、韓国ソウルでは小・中・高校で都市農業の拡大を支援しているものの、大学で教養科目として園芸教育を実施するのは梨花女子大学が初めてであり、ソウル市が責任もって全面的に支援したいとのことです。

恵泉の園芸教育をテーマとしてシンポジウム 2019/5/23
恵泉の園芸教育をテーマとしてシンポジウム 2019/5/23
挨拶される梨花女子大学 金恵淑総長
講演する澤登早苗教授
園芸と平和に関する総合討論
総長公邸で歓迎いただく

なお、国際シンポジウムの前に、教養大学の学長と副学長に約1時間、キャンパスをご案内いただきました。この日のためにこれまで、幾度もキャンパス内を隅から隅まで歩き回わり、ご案内くださる候補地の選定にあたられたとのことでした。

学生寮の目の前、幼稚園脇にある本格的な小さな畑

丘を登り、学生寮の脇を少し下がったところにある小さな畑。その隣には幼稚園があり、現在は幼稚園が子どもたちと一緒に野菜を育てているという。トマト、ピーマン、トウモロコシ、カボチャなどで植えられていた。学生寮に近く学生が目にしやすい場所にあること、幼稚園の子どもたちと一緒に何かすることもできるのではないかという理由から第一候補とされたという。ざっと見渡したところ100㎡弱の広さがある、決して広くはないがここなら本格的な栽培が可能であるし、あいぽーとで展開しているキッズ交流ガーデンのような取り組みも行うことが可能である。

キャンパスの緑地帯の中にある学生園芸サークル「スプーンガールズ」ガーデン

キャンパスのあちらこちらで野菜を育てたいという学生たちの動きに対して大学側が区画を整備したという。ジャガイモが植えられていて、学生たちがしっかり手入れをしている様子が見られた。

フェンス代わりに設置されている高さ80cmほどのコンクリート製栽植マス

丘の上に建てられた梨花のキャンパスには、テラスの上に建物が建てられている場所がある。テラスの端の部分にはフェンスではなく、高さ80㎝程のコンクリート製の巨大なフラワーポットが置かれ、そこに観葉植物や野菜が植えられていた。幅が50㎝程度のものが遥か遠くの方まで続いている。相当大勢の学生が恵泉の畑と同じようなシステムで栽培できるのではないかと思われた。

以上、この度の梨花女子大学への訪問とシンポジウム参加を機に、相互に学生を派遣しあい、教養教育のカリキュラムの共有と実質化を内容とする交流協定の具体的内容に合意しました。

そして、この7月に梨花の教養大学から、恵泉の園芸・平和教育を実際に体験するために学生派遣団が送られます。10名の学生募集に、全学で43名の応募があったとのこと、本プログラムへの関心の高さがうかがえます。選抜にあたっては、参加動機書の内容に基づいて厳しい選抜が行われたことで学内でも話題にもなったそうです。本学からは来年2月、岩村太郎副学長を団長として、梨花女子大学へ学生の派遣団を送る予定です。

梨花教養大学の教授たちと
恵泉に派遣される梨花教養大学の学生たち

女子教育に長い伝統をもつ梨花女子大が、恵泉の教育を評価して学生派遣を行い、相互の学び合いを実践できることは、とてもうれしいことです。「女性活躍の時代の新しいリーダーシップ」の国境を越えた実践への模索として、意義深い挑戦的なプログラムになることを願っております。梨花からの学生たちを、心をこめてお迎えしたいと思います。7月の授業の様子については、追ってご報告をさせていただきます。

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