2016年8月

「生活園芸」での草取りを通して、学生は何を学ぶのか

2016年08月29日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

恵泉女学園大学の敷地内には約7000平方メーターの教育農場があります。
教育機関として日本で最初に有機農法(農薬や化学肥料を一切使わずに栽培)で「有機JAS認証」を取得した農場です。

大学に入学した学生たちは、一年次に必修科目「生活園芸Ⅰ」を履修し、この農場で野菜や花作りに励むことになります。
「聖書」の学びを基本としつつ、自然の恵みと命の大切さを体験し、世界の平和に貢献出来る女性の育成を願っている恵泉女学園にとって、「生活園芸」は基幹科目の一つです。

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母と娘~その光と闇を見つめて

2016年08月22日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

新刊のご案内です

今週出版される拙著『「人生案内にみる女性の生き方~母娘関係』(日本評論社)について書かせていただきます。
私は読売新聞「人生案内」の回答者を10年余り務めておりますが、本書はそこに投稿された相談に回答した事例の中から、とくに"母と娘"をテーマとしたものを選んで、改めて解説を加えたものです。

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オバマ・スピーチへのさまざまな思い

2016年08月15日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

先週に続いて、今週も「戦争と平和」について考える時を与えられました。

「きのこ雲の下からオバマ・スピーチを読む」会

8月6日(日)の午後、構内のF棟ゼミ室で「きのこ雲の下からオバマ・スピーチを読む」会が開かれました。折しも71年前に広島で原爆が投下された日です。
長崎で14歳の時に被爆し、以来、被爆体験を語り続けておられる寺田修一氏(86歳)をゲストにお迎えし、参加者は院生・学部生が10名余り。主催の篠崎美生子先生(文学・日本近代文学)お心づくしの茶菓が用意されたテーブルを囲んで、アット・ホームな雰囲気で始まりました。

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幸せなら手をたたこう~誕生秘話と平和への願い

2016年08月08日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

「幸せなら 手をたたこう 幸せなら 手をたたこう 幸せなら 態度でしめそうよ
ほら みんなで 手をたたこう」

東京オリンピックの年に坂本九さんが歌って大ヒットした歌です。
以来、私たちは誰もが小さい頃から親しんで歌ってきた歌だと言って良いでしょう。

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女子大ならでは丁寧な見守り

2016年08月01日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美

夏休みに入って、高校生に大学でのキャンパスライフの一端を体験してもらうオープンキャンパスが、これから秋にかけて、頻繁に開催されます。

最近は保証人の方々も参加されることが多く、7月24日(日)に行われたオープンキャンパスでは、キャンパスを訪れて下さったお母様方(お一人、お祖母様もいらっしゃいました) とランチをご一緒させていただきました。

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