2012年1月16日

キューガーデン(イギリス)

2012年01月16日

イギリス人の優れた国民性のひとつに、物を集めて整理し、それを公開するという能力がある。ロンドンにある大英博物館とキューガーデンはその結集といえる。特に、キューガーデンには植物好きなイギリス人でしか成し得ない膨大な資料が蓄積されている。

キューガーデンはロンドンの南西部にあり、地下鉄が都心につながっているので交通の便がよく、年間100万人もの来園者がある。正式にはキューにある王立植物園で、英語ではRoyal Botanic Garden, Kewと書く。広さは132ha。園内は芝生に樹木が茂る風景式庭園となっていて、温室、宿根草展示園、ロックガーデン、バラ園、日本庭園、中国風のパゴダ(塔)などが点在する。また、園内では来訪者のための植物や生態・環境に関する講座も頻繁に開かれ、飽きることない植物に関するテーマパークとなっている。

キューガーデン(イギリス)の続きを読む

パームハウス 1848年に建てられたヴィクトリア朝時代の温室