講義「タイの農村社会」

2019年08月21日  投稿者:国際社会学科2年 甲賀 光留

サワディーカ。タイ長期FSに参加している、甲賀光留です。8月13日は、チェンマイ市内から車で25分の郊外にあるサンカペン郡の村に行きました。この村の中には、アーティストが自らのハンドメイド雑貨などを販売しているアートでスローなマーケットがあります。今回の講義はこのマーケットの中にあるワーキングスペースで「タイの農村社会」の話を40年間、NGOワーカーとして活動しているチャチャワン先生に伺いました。

お話の中で、私が一番驚いた話は、2018年度の世界の収入格差を調査した結果、タイはロシアやインドを抜いて世界一の格差社会になったことです。資本主義社会のタイで、お金持ちはよりお金持ちに、貧乏な人はもっと貧乏になっているそうです。この話を受けて、日本も同じ資本主義社会で、政府や大企業が得をする政策がすすめられている中で、経済格差が広がっていっているので、タイも日本も抱えている問題は同じであると感じました。

最後に、チャチャワン先生にお話してもらわなければ知らなかったタイ国内の問題や、タイでのNGOの活動を聞けて、大変勉強になりました。

北タイ創作料理のレストランミーナー(田んぼがある)にて、チャチャワン先生とカラフルなご飯を持って一枚。
村の広場にて、この広場で週末マーケットが行われるそうです。