体験学習テーマ発表

2018年08月13日  投稿者:国際社会学科3年 根岸幸子

8月8日、2か月にわたる現場での体験学習をサポートしてくれるNGO団体、ISDEP (Institute for Sustainable Development Education Promotion)を訪問し、スタッフの前で体験学習テーマについて発表しました。ISDEPは、1981年に設立され、1995年に財団化されたNDF (Northern DevelopmentFoundation) のプロジェクトの一つで教育を中心に活動しています。村人の考えや学びを聞きアドバイスを行ったり、若手のNGOワーカーを対象にどのように開発を進めるべきかを指導する活動をしています。

私たちの体験学習テーマ発表は、自己紹介を交え行われました。自分を表す絵を3つ以上書き、絵を通して自己紹介しなければならず、絵を描くことが苦手な私にとっては難しいものでした。それぞれの自己紹介を行った後、自分たちが現在関心を持っているテーマの発表を行いました。私は「農業の継承、後継者問題」を関心テーマとして発表しました。関心を持つようになったきっかけは、私の実家が有機農家であるため、もともと農業に関心を持っており、農業関連のテーマで調査をしてみたいと思っていたことです。いざ調査テーマを考えた時、当初は農業という大きな枠で考えていたため、調査をする際により具体的なものに絞り込む必要がありました。そして自分と関わりのあることから考えた時、当事者である農業の継承や後継者問題について調べてみようと考えました。関心テーマとその理由について話している時、体験学習先としてどのような場所があるのかなどスタッフの方にアドバイスをいただきました。
アドバイスをいただいたことで、後継者の定義をどのようにするのかや何を一番知りたいのか、テーマの軸となるものについてもっと突き詰めて考えることが必要なことに気が付きました。また、関心テーマと向き合うことで、自分を見つめ直すきっかけになるように思いました。
関心テーマの他にタイ長期FSに対する期待や期待を実現するためにサポートしてほしいことについて話す機会もありました。私の期待としては、タイ語の上達や自分を見つめ直すきっかけづくりがあります。私はタイ長期FSに関心があったので恵泉に入学することを決めたので、入学したらタイ長期FSに参加したいと思っていました。そしてタイ長期FSに参加した先輩たちの声を聴き、より参加したいと思うようになりました。参加した先輩たちはそれぞれ「自分を変えるため」や「卒業論文のため」など様々な目的を持っていました。自分で努力をすることは必要不可欠ですが、期待を実現するためにアドバイスなどでサポートしてほしいとスタッフの方にはお願いしました。ISDEPのスタッフや大学の先生たちからアドバイスを受け、日本に帰国した時一回りも二回りも成長している自分になれることを期待し、タイでの調査や日々の生活を有意義なものにしたいと思います。

ISDEPにてスタッフのヌイさんとウアさんに体験学習テーマを発表