長期FSの学び

2018年01月02日  投稿者:国際社会学科3年 亀川理紗子

サワディカー^^国際社会学科3年の亀川です。私たちは8月17日に日本からチェンマイに来て、約2ヶ月間、各体験学習先で時を過ごしました。長期FSの4か月間は本当にあっという間で確実に充実していました。

私ははじめタイに来るときに、4か月なんてへっちゃらで、何があっても自分ひとりでうまくやり切っていけるだろうと勝手に想像していました。だけど私に足りなかったものは、自分から決断、行動する力ということがわかりました。

体験学習中、自分に決断を迫られるとき、行動しなければいけないことがどんな場面でもたくさんありました。誰も日本語も通じず自分自身もタイ語ができなくて知らない人ばかりで時には「もうだめだ。」と感じることもありました。しかしそう思っていたらずっとそのままなんだということ伝えたいです。頑張っているのは自分だけじゃない、きっとみんなも頑張っているって気持ちを切り替えて行動してみるといろんな人と会えたり、話せたり、情報を得られたり、悲しかったことも嬉しかったことも全部ひっくるめてそれがきっと自分自身の人生の経験となり、成長につながります。

勇気を出してみることで何気ない会話の中から何か新しいことを発見できたり考えだしたりすることができることの可能性を学びました。それは自分の力のおかげだけじゃなく、私のタイ語を理解するまで聞いてくれたりパガヨー語をこれでもかと教えてくれたり、いろんなところへ連れて行ってくれた村人たちがいたから成り立ったものなのです。すると自然に仲良くなれて、輪の中に入っている自分に気づいていました。

約2か月間パガヨーの村人と暮らし、彼らの自然とともに生活し、命を感じ、自由に生きるということの重要さにも気づきました。昨日咲いてなかった花が笑っていたり、草がボーボーに生えていたり、あぁ、生きるってこういうことなのだ!と命を近くに感じることが出来ました。本当にものには精霊が宿っているのかもしれないと感じるとともに、何のために生きているのか、生き甲斐は何なのか考えさせられました。

パガヨーの村人に出会って自分が生きていくためにぴったりな方法を見つけようと思えました。文章にしてまとめるのはすごく難しいくらいの学びがあり、たくさんの愛にあふれていました。またパガヨーの村に帰ってきた時に、村人から暖かく迎えてくれてもらえたらいいなと心から思っています。^^

帰る直前、皆が集まってくれました
お世話になった村人