第2期体験学習の学び〜パーユアン村

2017年11月16日  投稿者:国際社会学科3年 木村彩香

10月20日から11月10日までの20日間パーユアン村で第2期の体験学習を行ってきました。第1期よりも期間が長いということもあり、村人と過ごす時間が増えてたくさんのことを体験できたので、お話ししたいと思います。

第2期は稲刈りが本格的に始まり、村人は毎日畑に向かいました。疲れからか少しだけ朝起きるのがゆっくりになり、私は5時過ぎに起床していました。7時過ぎには畑に出発し、稲刈りを行いましたが、山の急斜面での稲刈りは予想以上に大変で最初のうちは稲の場所まで行くのも大変でした。作業は各自好きな時間に休憩しながら、お互いにおしゃべりしながら行っていましたが、私は村人の稲刈りの速さに驚き、しかも刈った稲が適当にやっているようでとてもきれいなことに驚きました。

稲刈りは畑の持ち主とその家族だけでなく、村人同士、またほかの村からの人が助け合って作業を行います。ほかの村から 手伝いに来てくれた人には作業の後ごはんとお酒がふるまわれていました。お酒を飲んで話している村人はとても楽しそうで、お互いに笑いあっている姿はとても素敵な光景だなと感じました。農作業は助け合いが基本ですが、このように毎回感謝の気持ちを表すことでお互いの関係が良好なものになるのではないかと思いました。

農作業だけでなく、日々の生活でも多くの助け合い、支えあいを目にし、そうすることが当たり前になっている村人に驚いてばかりです。誰かが体が痛いというとすぐにその情報はすぐ村中に広がり、マッサージをしに家に行ったり、本人がいなくてもその人の話題で食卓を囲んだりしていて、村人同士お互いのことを思い合っていて、本当に温かい人たちなんだとパーユアン村の人のやさしさを再確認できました。

体験学習中、パーユアン村で体験学習を行っていた先輩が村まで遊びに来てくれたのですが、村人は先輩が村に来る何日も前から彼女のことを話していて、日本人で流ちょうに言葉も話せなくても、こんなに大切に思ってもらえることはとても幸せなことだと感じました。先日ホームステイ先のお母さんから「日本に帰ってもまたここに来る?」と聞かれ、心がジーンとしてしまいました。

第3期からは農作業も落ち着き、もう少しゆっくりと過ごせるようなので、心の温かい村人ともっとたくさんのお話をしたいと思います。