体験学習第1期を終えて パーユアン村

2017年10月26日  投稿者:IS3年 木村 彩香

私が体験学習を行っているのはパーユアン村という人口が34人の小さな村です。村人たちはみんな仲が良く、お互いに協力し合いながら生活しています。そんな素敵な村での体験学習第1期についてお話します。

体験学習の第1期では村人全員とお話ししよう!というのが私の目標でした。そのために、各家にご挨拶に行くことにしました。1人では不安だなと思っていると、村の女の子が「ジャ パイ ナイ?(どこ行くの)」と言いながら私について来てくれて、村を案内してもらいながらご挨拶に向かいました。挨拶と簡単な自己紹介を終えると、おうちの方が「もうご飯食べた?」「お茶飲む?」などと声をかけてくださり、そこから会話を広げることができました。ご挨拶に行った次の日から、村の中で出会うたびに村の方が話しかけてくれるようになりました。言葉がつたなくても、伝えようという気持ちがあれば、相手も理解してくれると感じました。

パーユアン村の村人たちは、おしゃべりが大好きです。毎日夜になると多くの村人が一つの家に集まり、その日の出来事を楽しそうに話しています。子どももお年寄りも関係なく話していました。年齢関係なく楽しく話ができるというのはとても素敵なことだと感じました。私の日本での生活を振り返った時、自分の兄弟や両親とこんなに多くの会話をすることがないと感じました。共通の話す話題もなく、個々で別々のことをすることが普通でした。家族全員で出かけることも少なくなり、兄弟の中ではお互いへの関心が薄くなっているようにも思います。そのため、村人がみんなで話している様子に驚きを抱きました。

村人には当たり前の行為ですが私にとっては驚きの出来事です。村の生活の中では、村人にとって当たり前の出来事、私にとって当たり前でない出来事がたくさんあるのでないかと考えるようになりました。体験学習第2期では村人にとっては当たり前、私にとっての驚きや疑問となることを見つけられよう生活していきたいと思います。見つかった驚きや疑問について考えたり質問することによって、村人への理解が深まるのではないかと考えています。また自分の調査したいことを知るためには、適切な人間関係が大切になると考えています。村への理解を深め村人と多くの会話をすることによって、適切な人間関係を築くことができるのではないかと思います。

買い物をしながら世間話をする村人