2017年度長期タイフィールドスタディ(FS)スタート

2017年08月30日  投稿者:国際社会学科3年 木村彩香

8月17日様々な思いを抱えながら、タイ長期フィールドスタディが始まりました。今年の参加人数は7名で、全員国際社会学科3年生です。

タイ長期フィールドスタディとは、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解が大切であるという理念のもと始まった、半年間のスタディプログラムです。このプログラムは、タイ北部の都市チェンマイ市にあるチェンマイ大学と連携して実施されています。

タイで過ごす半年の内、最初の2か月はチェンマイ大学で実践的なタイ語やタイ社会について学びます。その後の3か月目からは、各自のテーマに沿って農村や山地民の村、NGOや政府機関などの中から体験学習先を決め、体験学習先での様々な経験を通してテーマの理解を深めていきます。体験学習は3期に分かれており、現地の人々との生活の中で、各期での課題を、現地の人々と同じ目線で課題を考察します。

私は恵泉入学してから短期タイ・カンボジアフィールドスタディや、タイ国際ワークキャンプを通して農村ホームステイ体験をしたのですが、この体験の中で、村人の温かさや村人同士の絆を感じることができました。そしてもう一度このような経験がしたい!と思い、長期フィールドスタディに参加しました。長期フィールドスタディを通して、多くの人と出会いたくさんの経験ができると思うとこれからがとても楽しみです。

私が体験学習テーマとして考えているのは農村の共同体意識についてです。多くの場面で場面で助け合いながら生活する村人の姿を見て、農村のコミュニティについて興味を持ちました。農村コミュニティを存続させるための働きをしている人物や組織があるのではないかと考えているので、そのあたりの調査を進めていきたいと思っています。

私にとってタイ長期フィールドスタディは、大きな挑戦です。自分の体験学習テーマについての理解を深めることができるよう努力したいと思います。

羽田空港での集合写真