カレン族の村ホームステイ

2016年10月12日  投稿者:IS3年波多野姫花

私たちは、9月19日から21日までチェンライ県にあるカレン族の村、ヒンラートノーク村に、21日から23日まではヒンラートナイ村に2泊ずつホームステイをしてきました。ヒンラートノーク村では1家族につき1人ずつお世話になりました。私がお世話になった家族は5人兄弟であったため、お母さんが朝から仕事に行った後、兄弟3人とその友達に川を渡って釣りに連れて行ってもらったり、「ソン・ボー」という大きいフルーツを採って食べさせてもらったりしました。また、夜ご飯が終わった後には、お母さんと兄弟とみんなで寝床に集まり、カレン族の母語であるパガヨー語を教えていただいたりもしました。

ヒンラートナイ村では、4人家族の家にお世話になりました。私たちは、豚や鶏の餌やり、ご飯の支度などのお手伝いをさせてもらったり、2日目にはお姉さんが畑に連れて行ってくれ、「マコム」という実を採りに行ったりもしました。

4日間を通してみて、とても印象的だったのが1日の生活の中でお父さん、お兄さんや子どもにもそれぞれ役割がある事です。私がお世話になった家族は、小学校高学年の子どもから父親まで家族みんなで協力しあって暮らしていました。また、村での食事は今が旬の筍を使った料理を沢山食べました。日本では、どの時期でも食べられる野菜が多い気がしますが、村では畑で採れた食材を中心に使っています。そのため、旬の食材を頂くことの楽しさや自分で育てた食材を頂くことの大切さを実感しました。

私は、短期フィールド・スタディでも村の生活を体験したことがありますが、今回も家族の温かさや、自然に触れたことで新たに学んだことが沢山ありました。そのため、机上の学びだけではなく、実際に生活を体験し、自分の目で見て学ぶ事の大切さを改めて実感することができました。