2016年度、私たちの体験学習先について

2016年10月18日  投稿者:国際社会学科4年 和野 茜

タイ長期FSの醍醐味である体験学習では、10月から2か月間渡って自分の関心分野の体験学習先でテーマについて調査をします。体験学習先は、NGOなどの組織から村まで幅が広くあり、自分の興味に合わせて決めます。10人の体験学習先とテーマは以下のようになりました。

『ヒンラートナイ村』:カレン族の村(3人)

循環型農業から見る民主主義、はちみつから見た村人の自然との関わりや共存について、村人の生活から見る森林保護

『ヒンラートノク村』:カレン族の村(2人)

「地域に根ざした教育」が人々にとってどのような影響を与え存在しているのか
カレン民族のキリスト教

『パンラオ村』:チェンライ県に移住してきた東北タイ人の村(1人)

女性が出稼ぎに行くことでの影響(メリット・デメリット)とは何か

『レパトコーヒー』:森を守りながらコーヒー栽培から販売までを行うグループ(1人)

レパトコーヒーの可能性と課題

『DEPDC(Development and Education Program for Daughters and Communities)』:人身取引や強制労働などで搾取される危険性がある子どもたちの保護と防止活動を行うNGO(1人)

ミャンマーの子どもたちが国境を渡ってまでDEPDCに学びに来る理由

『エンパワー財団』:性産業従事者への支援とエンパワーメントを行う当事者組織(1人)

エンパワー財団での学びによって女性たちが得たもの

『ニューライフセンター』:人身取引の被害に遭った少女や被害に遭う危険性のある少女の保護と高等教育の提供を行うNGO(1人)

ニューライフセンターでの生活を通した少女たちのエンパワーメントによる変化

このように関心分野やテーマは十人十色で、同じ体験学習先でもテーマが違っていたり、同じイシューでも体験学習先が違っていたりします。目の付け所や焦点の当て方がそれぞれ違うのが、とても面白いです。
それぞれ思い思いのイシューを持っての体験学習が始まりました。1人で体験学習をする中での緊張や心細さ、不安がありますが、一生に一度の貴重な体験を何事も楽しんで頑張っています。

体験学習の学びを中間報告でシェアーします