農村ホームスティ

2016年09月16日  投稿者:IS3年 波多野姫花

チェンライ県にあるパンラオ村へ2泊3日のホームステイをしてきました。パンラオ村に住む人々は東北タイの異なる4つの地方から北タイへ移住してきた人々であり、現在では約900人、161世帯の村人が暮らしています。村では外に働きに出る人もいますが、主に農業で生計を立てているため、キャッサバやパイナップル、家畜用にとうもろこし畑があります。村に到着した日には、パンラオ村のおばあちゃん達が作っている織物を見せに連れて行ってもらいました。糸を巻く作業を体験させてもらったり、織り方についてのお話しをして頂きました。一つ一つが手作業でとても細かく、一枚一枚に時間をかけて作っていることが分かりました。

パンラオ村ではくじ引きによって私たちのホームステイ先が決まりました。村では主に、ホームステイ先の人と一緒に過ごしましたが、次の日には、東北タイにとって重要な儀式があるため朝6時頃からお寺に行き、タンブンの儀式を行いました。この儀式は、6月に植えた稲がうまく成長して、お米が収穫できるようにという意味が込められています。学生は、東北タイの伝統的な衣装を着させてもらい、お坊さんに捧げる料理を運び、皿洗いを手伝ったりしました。村での儀式は、みんなで協力して行われているということが分かりました。また、それぞれのホームステイ先では、お寺や村の小学校に行く人もいれば、お花畑や田んぼに連れて行ってもらう人もいました。中には、村ではやっているカバン作りを体験している人もおり、皆、パンラオ村での生活を楽しんでいました。

私のホームステイ先での生活は、おばあちゃんのお店の手伝いをしたり、村の近くにある市場に連れて行ってもらったり、6歳の妹にタイ語を教えてもらったりして、楽しみました。最終日には、お母さんとおばあちゃんから手作りのストラップとミサンガをプレゼントしてもらい、とても嬉しく、最後は涙のお別れをしました。

今回のパンラオ村でのホームステイを通して、タイ語の勉強不足に反省すると同時に、一度で理解できなくても諦めず聞き直して積極的に会話をすることが大切だと感じました。また、家族の優しさや温かさに触れたことで、人と人との出会いの大切さを改めて実感しました。そして、村のお母さんたちの個性豊かな人柄や笑顔とその明るさに触れ、自分を持って明るく前向きに生きること、広い心を持って人と関わることの大切さを学ばせてもらいました。

村のホームスティ先のお母さんと