NGO〈Development and Education Program for Daughters and Communities

2014年09月24日  投稿者:浦田沙恵(国際社会学科3年)

チェンライ県での農村ホームステイを終えて、ミャンマー国境付近のメーサイにあるDEPDCを訪問しました。DEPDCは日本人作家の稲垣さんとソムポップ先生によって1989年に設立されました。当初活動の主な目的としては、児童労働や性的労働などで強制的に働かせられ、搾取されていた子どもを対象に保護・ケアを行っていました。現在では、何らかの問題を抱えている子どもたち(養育者がいない、経済的、国籍がない、性的虐待など)を対象に教育、職業訓練、リハビリ、キャンプを行っています。

特に教育には力を入れていて、人として向上させるための教育を目標として午前中にはハーフデイスクールで生きていくために必要な知識を学び、午後にはお坊さんによる道徳・モラルの教育や軍による社会問題の教育を行っています。またキャンプなどのアクティビティを通して村に帰っても使える実践的な知識を教えています。

NGOの活動の話以外にソムポップ先生は私たち一人一人が興味を持っている関心テーマの概念を話してくださいました。私の関心テーマはOTOP(一村一品運動)だったのですが、ソムポップ先生にOTOPは需要と供給があっておらず、政府のポリシーに過ぎないという厳しいお言葉をいただきました。タイに来て2週間ほど経ちましたが、ソムポップ先生の話を聞いてみんな自分たちのテーマを掘り下げるきっかけになりました。私も刺激を受け、自分のテーマをもう一度深く見つめなおしたいと思います。

ソムポップ先生のお話

ソムポップ先生