アイルランド ダブリンシティ大学へ留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:アイルランド

2016年07月15日 

日本にいると、8月ともなれば本格的に夏がやってきたんだなという感じがしますが、ここアイルランドでは20度前後までしか気温は上がらず、避暑地にいるようなとても過ごしやすい夏を送っています。冬や春のような過ごしにくさや天気が荒れるようなことも少なく、景色がとてもきれいです。

Malahideという街は海岸沿いなのですが、遊びに行った日はとても天気が良く、きれいな写真が撮れました。暖かく、自然に囲まれとても良い日を過ごすことができました。お城も見に行ったのですが、アイルランドでお城といわれるものは私たちが一般的にイメージするものとはすこし違っているなと毎回思います。

一般的にお城といわれれば豪華で、高く、装飾なども派手なイメージを持ちますが、いままでアイルランドで見てきたものは、灰色の石造りで、高くもなく、装飾もあまりされていない割と単調なお城で、はっきりというと地味なものが多いです。遠隔ゼミでアイルランドの美術に関してのレポートを書きましたが、そのときに調べたところでは、アイルランドには独自のゲール文化があり、また宗教改革の際の国の歩み方もほかのヨーロッパの国々とは違っていて、ヨーロッパの中では独特の文化を持つようです。そのようなことが影響しているのだろうと思います。

食に関してもこれまでに色々な発見がありました。基本的な主食として、ジャガイモが毎食出てきます。そして、一般家庭では冷凍食品や電子レンジを使って簡単に調理できるものを食べているそうで、料理をすることはあまりないようです。デパートなどで販売されているものでもある程度加工されており、後は食べる前に焼いたり炒めたりするだけというものが多いです。日本の商品と比べると量も1.2〜1.5倍ほどと大きく、味付けも濃く、はっきりしています。

このようなアイルランドでの食生活のなかで一番のお気に入りは、あるチョコレートブランドのチョコレートです。おそらくアイルランド発祥なので、他国ではあまり販売されていないみたいです。先日はそのチョコレート会社の工場へ見学に行き、ホワイトチョコレートを使ってデコレーションをする体験をしたり、試食をしたりすることができました。とても満足のいく工場見学になりました。