韓国(聖公会大学)に6ヶ月留学している学生より現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:韓国

2016年01月15日 

1月6日、『朝鮮魔術師』という映画を観に行きました。朝鮮時代を背景に、ある魔術師が過去に向き合いながら1人の女性を守るという内容の映画です。すべて韓国語のセリフで難しかったですが、映像を見ながら内容を理解できたので、とても面白かったです。

1月7日は友人の父親の誕生日だったので、ソウル駅で待ち合わせをして、食事をしながらお祝いをしました。そこで友人の両親が話している会話を少し理解できるようになったことに気付き、韓国語への慣れを実感しました。

1月8日は、富山から来た留学生の誕生日でした。お祝いを兼ねて、留学生仲間でサムギョプサルを食べに行きました。一緒に行った台湾からの留学生が、お肉をとても注文していたので私たち日本人留学生は驚いてしまいました。今まで他国の留学生たちと交流する機会があまりなかったのですが、わいわいと過ごすことができて楽しかったです。

留学生達の韓国語クラス

1月12日、朝起きて気温を確認するとマイナス12度でした。ソウルでマイナス10度を下回ったのは、今季初だった気がします。とても寒かったので起きてから出かける準備をするまで時間がかかりましたが、授業はいつも通り楽しく受けました。授業後は13時から15時ころまで宿舎の消毒があって帰れなかったことと、富山からの留学生の帰国が間近に迫っていたこともあり、留学生仲間でロッテワールドへ行ってきました。

1月14日は台湾からの留学生のひとりが、最後の授業の日でした。記念撮影をしたり、お菓子を食べたりしながらの授業だったので、お別れ会みたいでした。お互いに韓国語でしかコミュニケーションをとれませんでしたが、台湾人留学生は優しく、いつも私のことを気にかけてくれたので、一緒に授業を受けることができて楽しかったです。

1月16日、せっかく韓国に来たのだから韓国語での映画を楽しもうと決め、『スターウォーズ』を観に行ってきました。10日前に見た韓国映画と違い、『スターウォーズ』はセリフが英語で、字幕が韓国語だったので内容を理解するのが大変でした。

1月20日は、会話テストがありました。会話テストには教科書の本文を読むこと、インタビュー、2人組になって自分たちが考えた簡単な劇をするという3つがありましたが、すべてあまり間違えずにできました。授業後には『捕まえたら生きる』という、不良高校生4人組と刑事と会社代表のコメディー映画を観ました。不良高校生たちに携帯電話や所有物を取られてしまった会社の代表と拳銃を取られた刑事が、その高校生4人を追いかける物語です。いろいろなやりとりを通して、最後には高校生たちが更生する話でとても面白かったです。

1月25日には、『오빠 생가(兄思い)』という朝鮮戦争を背景とした映画を観ました。戦争で妹や仲間を失った軍人が、戦争孤児たちの学校で先生をしていくうちに、その子供たちに感銘を受け、歌を指導するようになります。その歌をいろいろなところで披露していく子どもたちと絆を深めていくのですが、感動的な結末に涙が止まりませんでした。

1月はたくさんの映画を観に行きました。映画では、日常のなかで接する人たちよりもはっきりと発音してくれるので、韓国語の勉強に役立つと思います。全く聞き取れなかった最初のときに比べて、最近では韓国語のボキャブラリーも増えてきたので、少しずつですが内容も理解できるようになったので楽しいです。ソウルの寒さにはまだ慣れませんが、健康に過ごしています。授業はだんだん難しくなってきて、少し混乱する部分もありますが楽しく勉強に励んでいます。