韓国(新羅大学)に長期留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:韓国

2015年11月10日 

10月に入り、釜山の気温が一気に落ちた。コートがなければ、外に出られないほどだ。10月は、語学の勉強以外に釜山で最も有名な行事が2つもあった。留学している間に勉強はもちろん、芸術的なお祭りに参加することが出来て本当に良い体験になった。

釜山で有名なお祭りと言えば、釜山国際映画祭だ。1996年に始まったこの行事は、それほど歴史が長くはない。しかし、有名な映画監督や俳優、なによりアジアの有名な映画を簡単に見ることが出来ることで有名になったようだ。日本からも有名な映画監督や俳優、女優が来るということで、開幕式のチケットを取ろうと思っていたが、さすが有名なお祭りで、数秒でチケットが売り切れてしまった。ただ約1週間続けて行われる釜山国際映画祭は、映画放映だけがメインではなく、その間に俳優や女優たちのトークも行われる。私も韓国の芸能人に会いたくなり、チケットも買わずに会場に行った。遠いことを覚悟で行ったが、意外にも人はおらず、簡単に中に入り、芸能人を見ることが出来た。有名な映画祭なだけに少し驚いたが、とてもいい経験になったと思う。映画だけでなく、芸能人に会えて一石二鳥の釜山国際映画祭だった。

二つ目の釜山を代表する行事は、釜山花火大会だ。広安里海水浴場で開催されるイベントの中で1番規模の大きい花火大会だ。世界的にとても有名なお祭りで、毎年世界から100万人を超える観光客がこの花火大会のために釜山に訪れると言う。私もこの花火大会は、どうしても見たくて、韓国人の友達に早くから相談して、日本人の友達とクルーズから見る計画を立てた。電話で予約だったので、緊張したがなんとか船を取ることが出来た。花火大会当日、とても大きなクルーズで、1時間にも及ぶ釜山花火大会を見ることが出来た。花火大会と言えば、日本の方が数も多く、技術も上な気がしていたが、韓国の花火大会もとても綺麗で感動した。海水浴場からも見ることは出来るが人が多く、電車に乗れずに帰れなかった人も多くいたという。クルーズから本当に綺麗な花火大会を見ることが出来て、国際映画祭と同じくらいとても良い体験になった。

勉強面では、10月の半ばにTOPIKがあった。7月に受けた時よりは、点数が上がっていて欲しい。今回쓰기(writing)が難しく、前回の様に書きやすい内容ではなかった。ただ、あと少ししかない留学生活でなんとか目標までの級を獲得したい。特に前回も点数が低かった듣기(listening)の点数を上げたいと思う。また語学堂の中間テストが11月にある。

10月から少しずつ早めに準備をしたい。授業の内容が前期受けたものよりは、難しくなっているが、先生の説明が全て聞き取れ、自分自身が使う単語の数が自分でも分かるくらい多くなっていることがとても嬉しい。それでも足りない部分は、多くあるが、この留学に来て語学力の上達が目に見えること以上に嬉しいことはない。自分の語学力は、留学に来る前から分かっていたことだが、伸びが遅い。だからこそ留学中に悩むことがたくさんあったが、少しずつでも自分に見える伸びが出て良かったと思っている。

10月は、釜山の有名な行事が二つもあったことでとても記憶に残る月だった。留学生活もあと3ヶ月をきった。今回の留学は、自分の中でとても大きいものになると思う。後々考えた時に、後悔のない留学生活を送りたいと思う。