韓国(梨花女子大学)研修参加生より  派遣留学生の声:韓国

2015年02月22日 

2015年1月31日から梨花女子大学に語学研修に行っていた学生達が、2月17日に無事帰国いたしました。約3週間の研修を終え、それぞれ学ぶところが多くあったようです。

参加者1

私は2015年1月31日から2月17日に行われた、韓国梨花女子大学短期語学研修に参加しました。梨花大学は日本人の私でも聞いたことのある大学の一つでした。キャンパスはとても広く、寄宿舎やスターバックス、映画館、劇場、郵便局さらには歯医者まで学校の敷地内にありました。 韓国の食事は全体的においしかったです。ただ、少し大変だったのは朝食、昼食、夕食を自分たちで用意しなければならない事でした。初めはコンビニに行き、パンを買ったり海苔巻を買ったりしていました。途中からレトルトのお粥を見つけ、それ以降はずっとお粥を食べていました。食費は抑えにくいので、持っていけるものは持って行った方がいいなと実感しました。家族との旅行ではないので、お金の使い方もよく考えて行動するようにしていたのかもしれません。

授業は事前のテストでレベル分けされたクラスで行われ、私の分けられたクラスは2-1クラスで15人全員が日本人でした。日本以外の国の人と会う事の出来るチャンスだと思っていたので、最初は日本人しかいないことが残念だと思っていましたが、何回か顔を合わせていくと、同じものが好きだったり、趣味が似ていたりと共通点をお互いに見つけて会話が増えていったのが楽しかったです。同じ日本でも地域は様々なのでこれも新しい出会いだと感じました。クラスの担任の先生は女性2人で、はっきり、ゆっくりと授業中に話をしたので、聞き取ることはそんなに難しいと感じませんでした。しかし、文法の説明は聞き取ることが出来ても、理解するのは難しく、最初は自信をなくしました。ほぼ毎日、授業が終わると宿題が出ました。理解できていないなりに毎回の宿題をこなしました。今考えてみると、宿題を毎回やっていてよかったと感じる事が多くありました。前日に習った文法や単語を翌日の授業で先生が使っていました。さらに最後の試験では、宿題のワークブックに出てきた単語が多くあったので、問題が思っていたよりも理解できているように感じました。予習、復習の大切さを韓国に来て実感しました。

授業が終わってから外に出掛けるのも楽しかったです。寒い中屋台であったかいおでんを食べたり、屋台のおばさんやお店の店員さんと会話してみたりと韓国語を使うことが出来るのがいい練習になりました。日本に帰ってきて、韓国語を話す機会が無いのがとても残念です。また韓国に行きたいと今強く思っています。梨花女子大の生徒と出会う機会を与えてもらった事にも感謝しています。 今回、語学研修に参加して、語学について学ぶ事はもちろん、街に出て韓国の文化に触れ、海外の大学で学ぶ大変さや楽しさも感じる事が出来ました。これから先、留学してみたいと思ったとき今回の経験をもとに考えていけたらいいなと思いました。新たな友達との出会い、充実した授業で学んだことを無駄にしないよう、これからも一生懸命、勉強していきたいと思います。

参加者2

梨花女子大学は以前、正門のところまでは来たことがあったので、どんな雰囲気なのかは知っていたのですが、中に入ってみると日本の大学より広く、構内を周るのは大変だと感じました。 初めて親が居ない韓国で2週間以上過ごすことに行くまで不安ばかりでした。ですが、いざ韓国に行くと先輩も、仲の良い同級生も一緒だったので不安も一気に吹き飛びました。

2月2日にクラス分けテストで話すテストがあり、緊張と焦りで、聞き取りできても、話すときに単語だけしか話せず、悔しい思いをしました。翌日にクラスが発表され、私のレベルに合うのか、授業についていけなかったらどうしようなどドキドキしていたのですが、初めて会ったにも関わらず、皆が気さくに話しかけてくれたり、分からない所を教えてくれたりとクラスに馴染むことができました。3日から授業が始まり、女性の韓国語しか分からない先生と、日本語は単語なら分かるという先生2人が、交代で授業を進めて下さいました。恵泉では韓国の先生が授業をして下さっていますが、日本語も分かるため、説明などは日本語で教えるので、韓国語を話すのは発音の練習が主であるのに比べ、梨花での授業は全て韓国語で説明するので日本での授業より集中して取り組むことができました。そのおかげで聞く能力がすごく身についたのを実感しました。ただ、日本では話す能力がなかなか伸びず、留学で頑張ろうと努力しましたが、胸を張って成長したとはいえないことが少し心残りです。日常会話やお店の人に対しての会話くらいしか話す機会がなかったので、韓国の友人を作り、韓国語で話す機会を増やしていけたらと今回の留学で思いました。

授業が13時に終わった日の午後の空きの時間は、韓国の学生と遊んだり、恵泉生6人で観光をしたり、美味しいご飯を食べながら授業の話などをし、充実した日々を過ごすことができました。午後は毎日自由だと思っていたので、学校の行事がたくさん入っていることに驚いたのですが、毎日無駄のない日をおくることができました。

学校の行事では、日韓交流授業や伝統料理、公演の観覧を体験し日本の大学では体験できないことができてとても新鮮でした。また、日韓交流授業の中でチームに分かれて、日本と韓国のことについてテーマを決め発表をしました。日本語ではなく韓国語での発表だったので、とてもプレッシャーだったのですが、韓国人の先輩が支えて下さったおかげで、失敗することなく発表することができました。伝統料理も韓国の料理を1から作るのは初めてだったので貴重な経験になりました。

また、自分のことを全てやらなくてはならないので責任感が強くなったと感じます。親が居ないのはとても大変なことだと思いますが、海外で自分の不注意で日本にいる親に心配はかけたくないと思い、お金の使い方など何をするにも慎重に行動しました。そのおかげで何もなく帰ってくることができて良かったです。

私は、今回の語学研修に参加して良かったと思いました。それは、自分がどこまで韓国語を出来るのか、どこを重点に韓国語を勉強していけば良いのかなどを知ることができたからです。今私が重点的に勉強しないといけないことは会話です。次に留学するまでの間、会話を必死に勉強していこうと思います。そして、次回留学に行くときには、きちんと成長できているのか確認したいです。