韓国映画の日 その他の交流活動

2011年12月12日 投稿者: Ena K.(国際社会学科2年)

こんにちは^^*
11月29日は、今学期初の「韓国映画の日」でした。
今回初めて来てくださった在校生、いつも来てくださっている在校生の方々、来てくださりありがとうございました。

今回は、『ナヌムの家』という映画を見ました。
今までは、韓流スターを中心にした映画を見てきましたが、今回はドキュメンタリーでした。
みなさん、いかがでしたか?

第二次世界大戦中、アジアの国々に侵攻する日本軍には兵士の士気を高めるための従軍慰安婦という制度がありました。
この制度ができるきっかけとなったのが、日本軍兵士が出兵先の現地の女性を強姦し、性病にかかる人が増え兵士が戦力にならなくなったからです。
当初は、日本国内で買春をしていた日本人女性が動員されましたが、再び性病が蔓延したため、日本人女性は動員されなくなりました。
なら、ここで従軍慰安婦という制度が見直されなくなるべきでは?といきたいところですが、日本が敗戦するまで続きます。
日本人女性の代わりに、性の経験のない朝鮮半島に住む14歳~17歳の若い女性を送り込みました。
慰安所に送られた彼女たちがそこで、どんなことを体験したでしょうか。
戦後、彼女たちはどのような人生を送っているのでしょうか。
なぜ、彼女たちは声をあげるようになったのでしょうか。

彼女たちは声をあげ、毎週水曜日にソウルの日本大使館前で日本政府に謝罪と賠償を求める集会をしています。
映画では、1992年1月から始まった「水曜集会」の100回目を記録しています。
今年の12月14日(水)には、1000回を迎えます。
高齢となり当事者が少なくなるなか、彼女たちは日本政府の謝罪による「名誉回復」を望んでいます。
映画を見ると分かりますが、多額の賠償を求めてはいません。
私たちは、ただ当事者が亡くなることを待つだけでいいのでしょうか。
それで、この問題が解決されるでしょうか。

韓流ブームをきっかけに、韓国語を学ぶ方や韓国を訪れた方も多いと思いますが、こういった事実もあり、実はこの問題だけではないということを 知っていただければと思います。

次回は12月20日(火)17:00~です。
次回の映画は、 ウォンビン登場の話題作
『ガン&トークス』という映画にする予定です♪

韓国に興味のある人、韓流が好きな人、このブログを見て興味を持った人、是非みなさんお集まりください!
韓国のお菓子を用意して、お待ちしております!

「韓国映画の日」の様子