韓国通信 Vol.2 派遣留学生の声:韓国

2011年10月04日 投稿者: Hiromi M.(人間環境学科3年)

こんばんは。前回の報告メールからもう1カ月が経とうとしているのかと思うと、日本に帰る日も本当にあっという間に来るのだろうと思います。
この1カ月の間にもいろいろな出来事があったので全部を書くのは難しいのですが、まず一つ大きなことは韓国のお盆秋夕(チュソク)の時にルームメイトの実家に遊びに行ったことです。釜山からルームメイトの実家の公州は結構遠いですが、日本人3人でKTX(韓国の新幹線)に乗り2時間かけて行きました。公州は百済時代に都だった場所なので、韓国の伝統的な家屋韓屋に泊まったり、百済時代の出土品が多く展示してある公州国立博物館に行ったり、2日目にはルームメイトの実家に泊まらせて頂いて、そこで韓国の伝統的なお餅ソンピョンを手作りしたり、韓国でしか味わえない貴重な体験を数多くしました。ルームメイトのお母さんは日本語の通訳をしているらしく、博物館では日本語でも解説をして下さったり、家でも美味しいご飯をたくさん頂いたりとても親切にしてもらえて、感謝の気持ちでいっぱいです。

また私が韓国滞在中にとても楽しみにしていることが食事なのですが、公州の旅行でも1泊目の韓屋で食べた夜ごはんの쇠고기국밥(牛肉のクッパ)は、観光客からも評判が良いらしく、実際にスープの味が本当に美味しかったですし、韓国人のルームメイトたちと釜山名物の되지국밥(豚肉のクッパ)やチキンを食べに行ったり、美味しいものがいっぱいで食べている時にすごく幸せを感じます。海外滞在中にその国の食事が自分に合うということは大事なことだと思うので、その点で韓国は私に合っていると思います。
そしてクラスや授業についてですが、14日にクラス分けテスト、15日にクラス発表と授業開始で、2B(1~4まであるなかの2級です)のクラスになりした。クラス全員11人で私と一緒に留学した先輩以外はみんな中国人ですが、中国人は明るくて面白いです。そして何人かクラス変更があり、今現在では中国人8人、日本人2人、オーストラリア人1人になりました。授業は月曜から金曜の9時から1時まで正規授業を行い、それに加えて火曜日と木曜日は2時から4時までTOPIC(韓国語能力試験)の授業をしています。正規授業は2時間ごとに先生が変わり、TOPICも正規授業とは先生が違うので、全員で3人の先生が1つのクラスを担当しています。TOPICの授業がある日は1日に6時間韓国語の勉強をしているので、結構疲れますが勉強にはなっていると思います。また、選択授業として「発音」「文章作り」「サムルノリ(韓国の伝統音楽)」「テコンドー」の中から1つ選べて、発音の授業を希望しましたが人数制限のため落ちてしまいました。留学生の授業ではなく、新羅大学の学生たちが受けている学科の授業は、月曜日に日本語教育学科1年生の日本語会話の授業を1時間、金曜日に日本文化学科の日本文化史の授業を2時間受けています。
今日は初めて語学堂で文化授業の時間があり、学校の調理室でチャプチェとソンピョン作りをしました。宿題が多くて少し大変ですが、生活に関しても授業に関しても今のところ問題なく過ごしているので、あと4カ月で帰らなければならないと思うともう寂しいです。

友達と

伝統的な餅づくり