タイだより vol.1 派遣留学生の声:タイ

2011年08月25日 投稿者: Hitomi S.(国際社会学科2年)

タイに来てから1週間が経とうとしています。
クラスメイトはアメリカ人19人と、ガンビア人、カンボジア人、私の22人です。当たり前ですが、皆私よりかなり英語ができます(笑)タイにいますが、身を置いている環境ではタイなのかアメリカなのか分からなくなるときがあるくらい、日々英語が飛び交っています。アメリカの子たちが普段話している内容は大体分かるのですが、nonstopで繰り広げられる会話に混ざりこむのは至難の業です。先生方からの大切な情報もすべて英語です。聞き取るのに多少苦労していますが、分からなければ友達が教えてくれるので、なんとかmanageすることができています。

昨日から授業も始まりました。今日は東南アジアの基礎的な情報の小テストを受けたのですが、質問内容を英語で理解し、言いたいことを英語でoutputするプロセスに少々手間取りました。inputするのには大分慣れてきたので、なんとかなりそうです。これから始まる授業ではかなり多くの文献を読まなければならないと言われ、不安に思っています。ただ、英語力をも身に着けられる本当にいい機会なので、頑張ろうと思います。
タイ語の授業では、アメリカの子やガンビアの子が一生懸命タイの発音を真似ていて、とても微笑ましいです。彼らは言語と同様に、タイ(アジア)の文化も学んでいます。(たとえば、だれかがくしゃみをしたときのBless youに代わる表現は存在しない、など)彼らはやはり私と同様に、NGOや人権問題に興味を持っている子が多いように感じます。また彼らはみな、全く違う環境に飛び込むことを全く恐れてはいません。
カンボジアのmonkの子も生徒として来ていて、本当に刺激的な環境です。仏教の掟では、女性に触れてはいけないらしく、彼は注意深く人の合間をすり抜けているように思います。女性と話すことは許されているので、私も少し話をしましたが、初めての体験だったのでとても嬉しかったです。タイのhierarchyの中では王の上がmonkだそうで、タイ人の先生はかなり慎重に彼と接していました。
寮にいるタイの子たちは皆本当に優しくてフレンドリーです。今日は今月誕生日を迎える子たちの誕生日会と私たちの歓迎会を兼ねたpartyがありました。このような機会があるからこそ、タイ人の子たちとも仲良くなることができます。何か困ったことがあればすぐに助けてくれます。日本のことが好きな子が多いようですが、今は日本人学生は1人もいないので、私は貴重な存在のようです。khon yiipun(日本人) だというと喜ばれます。ですが日本語を話す機会はめったにないので、日本語を忘れてしまわないか心配です。
明日から早速タイの田舎の方のMae Chaem Villageというところに4日間ホームステイに行ってきます。ハードスケジュールですが、心から楽しんでいるのでmai pen rai(everything is alright.)です。日曜日の午後にdormに帰ってきます。どんな発見があるのか楽しみです。