留学の経験がもたらすもの その他の交流活動

2011年01月31日 投稿者: 国際交流担当者

先週は、嬉しい来訪が2件ありました。

一人は、昨年8月から英語コミュニケーション学科の留学プログラムで協定校Northwestern College(Iowa/USA)に1セメスター留学していた3年生のK.S.さんです。 留学最初の2ヶ月くらいは、生活や学びや英語になれることが大変だったけれど、それを乗り越えた後はたくさんを経験し学んだと、とてもよい表情でご報告くださいました。 出発前に進路として話してくださった就職先希望も、留学したことで視野も広がり、もっとちがう可能性を試してみたくなったと話してくださったことが、とても印象的でした。ガンバレ!!

もうお一人は、現在、韓国の協定校である新羅大学で日本語の教師をしていらっしゃる卒業生のM.O.さんです。 Mさんは、在学中は当時の英語英文学科で勉強をなさいました。 恵泉に入って韓国に関心をもち、新羅大学に一年留学したことで将来に対する考え方が変わったそうです。 一旦社会に出た後、個人で新羅大学大学院に進学なさり、現在、新羅大学で日本語の勉強をする学生の指導をしていらっしゃいます。 また、特に、恵泉に留学する学生の書類作成の手伝いから、恵泉に来てからの授業の取り方、生活の仕方など、細かく指導をしてくださっています。 新羅大学には、同様に、卒業生のH.H.さんも学生指導をしてくださり、また、タイの協定校のパヤップ大学日本語学科では、恵泉の卒業生の4名が学生指導をしていらっしゃいます。 こういった卒業生のみなさんに、現在の留学制度が支えられていること、本当にありがたいことだと思っています。

今の学生のみなさんには、就職活動を理由に海外研修、海外留学を断念する方がいらっしゃいます。 でも、貴重な大学生の間に海外に出て苦労をし視野を広げることで、将来に対しての考え方も刺激を受け、たくましく自分の道を切り開く自信も得られます。

そんな日頃の思いを、さらに強くした先週の来訪でした。