しなやかに凛として生きる

支え、支えられることで自分も成長
子育て支援を通して女性の生き方をみつめる

三人集合写真

NPO法人あい・ぽーとステーション 子育てひろば「あい・ぽーと」
法人事務局長
池田 由記さん
サポート事業 主任
松野下 幸恵さん
麹町施設長
早坂 今日子さん

― Profile ―

池田 由記さん

人文学部 日本文化学科 1992年度卒
(現 日本語日本文化学科)

松野下 幸恵さん

人間社会学部 人間環境学科 2009年度卒
(現 社会園芸学科)

早坂 今日子さん

人間社会学部 人間環境学科 2009年度卒
大学院 平和学研究科 2011年度卒

仕事と子育ての両立をめざして
地域の人々と協働しながら14年

池田 由記さん

池田 由記さん子育て・家族支援活動をしているNPO法人「あい・ぽーとステーション」で法人事務局長を務めています。自治体や企業からの補助を受けているので、その窓口としての対応が主な仕事です。補助をいただいている分、私企業とは別の難しい面が多々ありますが、「支援を必要としている方々のために」という一心で、2004年8月の法人化直後から携わり、14年になります。

新卒で入職した団体で、子どもに関わる仕事に携わり、保育士資格を取得。子育てしながら自分らしく働きたいと思ったとき、心の拠り所となっていたのは、大学時代に感銘を受けた大日向雅美先生による女性の生き方に関する講義でした。すがる思いで大日向先生にお電話。そこであい・ぽーとのことを知り、「ぜひ働かせてほしい」と申し出ました。
結果的に、子育て支援に深く関わることで自分としても成長できましたし、地域の方々と力を合わせて行政の半歩先を行く支援を実現していくことにやりがいを感じています。

恵泉時代は、2週間ほどタイにある子どもを保護する"子どもの村学園"(孤児院)へボランティアに行きました。海外旅行もしたことがない私たちにとって自分達で計画して実行する旅は大きなチャレンジでしたが、先生方に応援頂き無事実現出来ました。そのお陰で、その後もいろいろな事にチャレンジ出来たように思います。

娘は高校生になり、手が離れてきたところですが、家族の介護が新たに始まりました。介護にも子育て同様にいろいろな学びがあります。恵泉で学んだ身近な人のために尽くすことの大切さを改めて感じています。

4歳と2歳の子育てに奮闘中
自分が経験した苦労を仕事に生かしたい

松野下 幸恵さん

松野下 幸恵さんあい・ぽーとで港区、千代田区の委託による「子育て支援員」(一時預かりなどに従事する人を養成)の研修と、港区派遣型一時保育事業のコーディネートを行なっています。支援員研修の修了者さんが現場で活躍され、支援を受けたご両親や子どもたちが笑顔になっていると、喜びを感じます。

大学では信和会(学生自治会)や学園祭実行委員会に参加。当時から、裏方役としてメンバーをサポートし、みんなが喜ぶ姿を見ることが好きでした。ゼミは大日向ゼミに所属し、体験授業プログラム「コミュニティ・サービス・ラーニング」の一環として、保育園やあい・ぽーとを訪れ、子どもたちと遊び、おもちゃづくりをするなど、すでに子育て支援を体験していました。父が母子保健の仕事をしている影響もあり、子育てに関する職に携わりたいと就職活動は育児用品メーカーなどを中心に行なっていましたが、大日向雅美先生からお声をかけていただき、あい・ぽーとに就職しました。

今は4歳と2歳の子育てに奮闘中。朝7時半に保育園へ送り、18時半にお迎え、そこから夕食、入浴、寝かしつけと忙しい毎日ですが、職場、家族の手助けを得ながらなんとか両立させています。自分が子育てするなかでその苦労や周りのサポートのありがたさが身にしみてわかったので、この経験を生かし、私もあい・ぽーとで保護者の気持ちに寄り添える支援をしていきたいと思っています。育児休暇中には、両親と義両親に子どもを見てもらいながら保育士資格を取得しました。こちらも今後、仕事の現場で生かしていきたいと思っています。

大学時代の先生、職場の先輩方...
様々な人と出会い生き方が変わった

早坂 今日子さん

早坂 今日子さん2012年から青山のあい・ぽーとに勤務したのちに、2017年9月からあい・ぽーと麹町の施設長として働いています。

大学入学と同時に仙台から上京。正直なところ、当時は将来についてしっかり考えたことがなく、周りに主婦が多かったことから、私もなんとなく「結婚できればいいな」と思っていました。しかし、恵泉で様々な出会いがあり、私の人生は大きく変わりました。出身高校の先輩である岩佐玲子先生には、在学中、将来のことなど悩みを親身になって聞いていただきました。障がいを持つ人のための授産施設である社会福祉法人共働学舎の方々とも恵泉で出会い、東日本大震災のボランティア活動を通して、人のために働くことの大切さを教えていただきました。
さらに、大学2年生から大学院までお世話になった大日向雅美先生には、就職活動にあたって「長く続けられて展望が持てる仕事についたほうがいい」とアドバイスをいただきました。自分でも気づかない心の奥にある「外に出たい」という気持ちを見抜かれていたのかもしれません。

就職して6年ほど。来所されるお子さんの成長を見ることが、こんなに幸せなことだとは思っていませんでした。まだ知らないこと、わからないことがたくさんあり、もっと多くのことを吸収したいという気持ちがあります。いろいろと不慣れなこともたくさんありますが、たくさんの諸先輩方にさりげなくフォローしてもらい、感謝する毎日です。これからもあい・ぽーとのスタッフの一員として、子育てされている方のお手伝いができたらと願っています。

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