『生涯就業力』を育んだ私の歩み

生涯就業力「凛として、しなやかに
自分らしく生きる力を磨くために」

園芸の学びを通し、土に触れ、多くの人と関わり、生長の喜びを共に分かち合うことができました。「植物を育てることにより心身の健康をはかり、自然を愛する精神を養う」と語られた河井道先生の言葉を日々実感。園芸は生きることの支えになる。自ら花を植えて身の回りに美しい環境を作り出し、これからの仕事や私生活に繋げ、輝ける女性になりたいです。

社会園芸学科 4年
(学年は取材当時のものです)
新田 恵子 さん
佼成学園女子中学高等学校出身
内定先:株式会社アズパートナーズ

大学と自宅の往復の日々

園芸療法士の資格が取れることを知って恵泉女学園大学を選んだものの、通常の授業でいっぱいいっぱいの日々でした。社交的ではない私は、友人ができても自分から話すことができず、周囲にはなかなか溶け込めませんでした。 

勇気を出し、話しかけて

2年生の『園芸療法入門』の授業最終日に、ようやく澤田先生と将来の話ができました。その後、園芸療法士を目指し、「恵泉土曜園芸クラブ」に参加。交流だけでなく、学生同士で協力して何かを成し遂げることや連携することで、大きな達成感や充実感、満足感を得られました。

これまでの経験を生かす

活動を通し、これまでの経験や学びが生かされ、気づきや周囲への気配りができるようになりました。また様々なハンディを持つ方々の様子が作業によって変化。園芸活動の豊かさを感じています。これらの経験から、人に寄り添いながら関われる仕事に就きたいと思うようになりました。

教員からのことば

新田さんは、積極的に園芸療法実習をし、真面目にこつこつと積み重ねて本日に至っています。物静かで目立つ方ではありませんが、正直で責任感があり、信頼してプログラムを任せられます。障がいや病いをもつ参加者への目配りや気配りができて、気づきや発見を次回のプログラムに活かす力も育っています。また人々に愛されて大切に育てられた経験が、他者への思いやりや優しさに繋がっていると感じています。園芸療法士取得のために地道に前向きに取り組んでいる姿勢は、他の学生たちへのよい見本となっています。将来、園芸療法士として社会福祉の仕事をしながら、信頼を得て、なくてはならない存在になっていくことでしょう。