『生涯就業力』を育んだ私の歩み

生涯就業力「凛として、しなやかに
自分らしく生きる力を磨くために」

他者と比較することで劣等感を感じ、落ち込んでばかりいた私。恵泉で出会ったそれぞれの道を突き進む仲間たちの姿勢と優しさに励まされ、障がいのある自分を受け入れると共に、他者を受け入れることの大切さを学びました。そして、恵泉での学びを通し、様々な現場で多くの痛みや困難さを抱えている方々の存在を知り、寄り添いながら問題解決していく姿勢を持ち続けていきたいと強く願うようになりました。

現代社会学科 4年
(現メディア・社会コース)
須藤 千尋 さん
国立法人筑波大学附属聴覚特別支援学校
内定先:オムロン株式会社

初めての環境の中で

大学に入学するまでは同じ聴覚障がいを持つ方々と過ごしてきたため、健常者とともに過ごすことに不安を抱えていました。しかし、私の聴覚障がいについて学科の人たちに伝える機会を設けていただいたおかげで、互いが徐々に慣れ、皆さんの優しさを日々感じながら過ごすことができました。

受け身ではなく、積極的に

恵泉では、自分の考えを発言、発表する機会が数多くあり、入学した頃は発音に自信がなくて発声が恥ずかしかったのですが、聴こうとしてくれる仲間の存在に助けられ、今では臆することなく声を出せるようになりました。また、周りの方々に助けてもらうだけではなく、自分から行動する大切さにも気づかされました。

フィールドワークからの気づき

これまで、自分の障がいの問題や課題は何かということをよく考えていましたが、ゼミを通して多摩地域の様々な施設や竹林保全活動に参加し、私が気付かないところにもあらゆる方面で課題があることを知り、自ら現場に足を運び、出会っていくことの大切さを学びました。

教員からのことば

ゼミ担当 松村 正治先生
大学に入ってはじめて健常者と共に学ぶ環境に身を置き、高校まで当たり前だった障がい者への支援体制が当たり前ではなくなったことで、戸惑いはあったようです。しかし、講義内容を筆記するノートテイクが不足したときは率先して募集活動をおこなったり、授業で不都合を感じたときには教職員に要望を伝えたりするなど、積極的に周囲とコミュニケーションをとって、課題解決のために行動する力が身に付きました。その行動力は周りの学生にも良い影響を与えています。この課題解決力は彼女の恵泉での成長であり、社会に出ても考える力と持ち前の明るさで自分の道を自ら切り開いて行ける力になると思います。
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